お台場 フジテレビ本社屋1階のマルチシアターをお借りして、
Tattonプロジェクト初となるシンポジウムを開催しました。
「めざましテレビ」でこれまでに何度もTattonの活動を取材してくださった、
フジテレビアナウンサー生野陽子さんを司会に、
「めざましテレビ」チーフプロデューサー角谷公英氏と
仙台Tatton事務局の平見が、
2011年6月から始まったプロジェクトの歩みと、
これからの活動内容について発表しました。
今回のシンポジウムでは、
大正紡績株式会社 営業部長の近藤健一氏をゲストにお招きし、
捨てるところが一切ない綿花の魅力についてお話いただきました。
改めて、綿花ってすごいなーと思ったので、
ここで近藤先生のお話をちょっとご紹介♪
Tattonでも販売している20cm×20cmのハンドタオルですが、
これを1枚作るために必要な綿花は、
コットンボール2個分およそ10gが必要です。
例えば、デニムのパンツ1本を作ろうとしたときは
1kgの綿花が必要になるんですって。
収穫した綿花から取り出される種。
この種を絞ると油が出てきます。
「綿実油」と呼ばれ、とても高級品なんです。
天ぷらや揚げ物に使用したり、石鹸の原料になったりします。
絞り粕は家畜のエサに。
おいしそうに食べてくれるんですって♪
種は他にも絵具や草木染などの染料として利用できるんだそうです。
綿を収獲した後の種の周りには、
ぴったりと貼りつく細かなワタがまだ付いているんですが、
これは服の裏地によく使われている「キュプラ」になるんですよ。
収穫作業で出る細かな綿くずを集めればカット綿に加工できるし、
綿花の木は紙に変身!
そんな余すところのない綿花の魅力に、
いま、ハマる人が増えているんだそうです。
自宅や遊休農地で綿花栽培を始める人が多くなってきているんですって。
もっと、もっとたくさんの人が
綿花の実力に気がついてくれればいいな♪