この記事では、俳優・山口祥行さんの若い頃から現在までのキャリアを詳しく紹介しています。
13歳でのJAC養成所入所から始まり、テレビドラマデビュー、ニューヨーク留学、建設現場でのアルバイト経験など、山口さんの多彩な経歴が明らかになります。
当記事を読めば、山口祥行さんの俳優としての軌跡と、その多彩な才能の広がりを知ることができますよ!
当記事で主に以下の内容をまとめています。
- 山口祥行さんの俳優デビューのきっかけ
- 若い頃のニューヨーク留学の影響
- 建設現場でのアルバイト経験の意義
- 意外な一面としての愛犬家の姿
山口祥行の若い頃:主な活動歴や受賞歴
10代の活動
10代の主な活動歴
西暦(年齢) | 主な活動歴 |
---|---|
1984年(13歳) | JAC養成所へ入所 |
1986年(15歳) |
|
1988年(17歳) | 『クレージーボーイズ』にて映画デビュー |
1990年(19歳) | ニューヨークにて一年間の語学留学 |
JACでのキャリアスタート
山口祥行さんは13歳のときに、ジャパンアクションクラブ(通称・JAC)の養成所に入所しました。この経験が、彼の俳優としてのキャリアの出発点となったのです。
JACでの日々は、山口さんにとって大きな挑戦でした。当初はスタントマンを目指していたため、アクションや殺陣の技術を磨くことに熱中したそうです。しかし、運命は思わぬ方向へ彼を導きました。
16歳のとき、山口さんは予想外の機会を掴みます。ジューヌ・ヴェルヌの原作を日本風にアレンジしたドラマ『十五少年漂流記~忘れられない夏休み~』で、なんと主演に抜擢されたのです。
左)1987年JAC在籍時の山口祥行16歳。デビュー2年目。
右)2021年『日本統一』の山口祥行50歳。 pic.twitter.com/o3yY6no5OK— コンバットREC (@combat_rec) August 18, 2024
この経験について山口さんは、「最初は俳優をアルバイト感覚で捉えていた」と振り返っています。
しかし、カメラの前に立つ機会が増えるにつれ、山口さんの中で俳優としての意識が芽生えていきました。JACで培った身体能力と表現力が、彼の演技の幅を広げる大きな武器となったのです。
この時期の経験が、後の山口さんの多彩な役柄をこなす基礎となりました。スタントマン志望から始まったキャリアが、思いがけず俳優という道へと開かれていったのです。
主演デビューと俳優への転身
山口祥行さんの俳優としての本格的なスタートは、16歳での主演デビューでした。ドラマ『十五少年漂流記~忘れられない夏休み~』で主役を演じたことが、彼の人生を大きく変えることになったのです。
この経験について山口さんは、「気づいたら俳優になっていた」と振り返ります。予想外の展開に戸惑いながらも、カメラの前に立つ面白さを感じ始めたそうです。
主演デビュー後も、山口さんは俳優としての道を着実に歩み始めます。JACで培った身体能力を活かし、アクション俳優としての評価も徐々に高まっていきました。
しかし、俳優への転身は必ずしも順風満帆ではありませんでした。山口さんは、「役者以外の職業を真剣に考えた時期もあった」と明かしています。
それでも、現場の楽しさや先輩俳優たちとの出会いが、彼を俳優の道へと引き留めたのです。
この時期の経験が、後の山口さんの多彩な演技力の基礎となりました。
スタントマン志望から始まったキャリアが、予想外の形で開花していったのです。主演デビューと俳優への転身は、山口さんにとって人生の大きな転換点となりました。
およそ30年の時を経て蘇るリメインズ?まさにリメインズじゃん
「リメインズ 美しき勇者たち」(1990年)※山口祥行さん17歳 pic.twitter.com/bUNT2iBAUM
— 🕶isobe🍩11/1ヤマさん主演映画公開❣️観てね💜 (@ichirowta_Gs) September 25, 2022
20〜30代の活動
20〜30代の主な活動歴
西暦(年齢) | 主な活動歴 |
---|---|
1993年(22歳) | NHK大河ドラマ『鶴姫伝奇 -興亡瀬戸内水軍-』に出演 |
1990年代後半〜2000年代初頭(20代後半〜30代前半) |
|
1998年(27歳) | RIKIプロジェクトへ移籍 |
2000年代(30代) |
|
ニューヨーク留学と帰国後の活動
山口祥行さんの20代は、新たな挑戦の時期でした。19歳のとき、彼はニューヨークへの語学留学を経験します。この決断は、所属事務所の社長からの助言がきっかけだったそうです。
留学生活は、山口さんにとって予想外の展開の連続でした。事務所からの金銭的サポートはなく、自力で留学資金を工面する必要があったと振り返ります。この経験が、彼の自立心を育んだのかもしれません。
ニューヨークでの生活は、山口さんの視野を大きく広げました。異文化に触れ、言語を学ぶ中で、彼の表現力も豊かになっていきました。
帰国後、山口さんは思いがけない役柄で俳優活動を再開します。
「アメリカナイズされて帰ってきたのに、いきなり時代劇でちょんまげ役」と、当時を振り返って笑います。この経験は、彼の俳優としての柔軟性を培う貴重な機会となりました。
NHK大河ドラマ『鶴姫伝奇 -興亡瀬戸内水軍-』での出演は、山口さんのキャリアの転換点となりました。時代劇という新しいジャンルに挑戦し、その世界の面白さに目覚めたのです。
ニューヨーク留学と帰国後の予想外の役柄は、山口さんの俳優としての幅を大きく広げる契機となりました。この時期の経験が、後の多彩な役柄をこなす礎となったのです。
『平成残侠伝 ぶった斬れ!』1996年
山口祥行さん24歳の作品ながらすでに悲哀の表情がとてつも色っぽいっていうねそんなシーンではないんだがボコされたあとスコップに頬預けてしまうのめちゃカワで駄目だった🤦カワイイっっ
視聴は楽天TVレンタル330円のみですhttps://t.co/5JMWoWbo0Z pic.twitter.com/ii3MAuGCOM
— 🕶isobe🍩11/1ヤマさん主演映画公開❣️観てね💜 (@ichirowta_Gs) November 14, 2023
建設現場での下積み経験
山口祥行さんの20代から30代初めにかけての時期は、俳優業と並行して建設現場でのアルバイト経験が彼の人生に大きな影響を与えました。
山口さんは複数の建設関連の資格を取得し、多岐にわたる技術を身につけていきました。玉掛け、アーク溶接、高所作業車運転、コンクリート圧送施工技士など、専門性の高い資格の数々です。
特に印象的だったのは、六本木ヒルズの基礎工事への携わりです。
山口さんは「六本木ヒルズを作った男なんです」と、当時を振り返って誇らしげに語ります。夜間のコンクリート圧送作業は高給だったそうで、彼にとって貴重な収入源となりました。
他にも、東京ディズニーリゾートの基礎工事や銀座エルメスのビル建設にも参加。大規模プロジェクトに関わることで、やりがいと達成感を味わったそうです。
この時期、山口さんは俳優としての道を諦めかけたこともあったといいます。しかし、建設現場での経験が彼に新たな視点と強さを与え、結果的に俳優としての成長にもつながりました。
建設現場での下積み経験は、山口さんの人生観を豊かにし、後の演技に深みを与える貴重な財産となりました。この時期の苦労と努力が、彼の俳優としての基盤を支える大きな力となったのです。
『クローズZEROⅡ』の山口祥行さんって何の役だったっけ?と調べたらあのナイフで刺される金髪の人か!確かに高校生なのに風格がありすぎる!(当時38歳くらい) pic.twitter.com/Zw2FEuRXCR
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) August 22, 2019
40代以降の活動歴
40代以降の主な活動歴
西暦(年齢) | 主な活動歴 |
---|---|
2013年(42歳) |
|
2014年(43歳) | トライストーン・エンタテイメントに移籍 |
2017年(46歳) | ジャパンアクションアワードでベストアクション男優・最優秀賞を受賞 |
2022年(51歳) |
|
2023年(52歳) |
|
2024年(53歳) |
|
Vシネマでの活躍と評価
山口祥行さんの40代以降は、Vシネマでの活躍が際立ちます。『仁義』シリーズや『覇王』シリーズなどの作品で、彼の演技力が高く評価されました。
特に注目すべきは、2017年のジャパンアクションアワードでのベストアクション男優・最優秀賞の受賞です。山口さんは『覇王 凶血の系譜Ⅰ』での演技が認められ、この栄誉ある賞を手にしました。
この受賞について山口さんは、「長年の努力が認められた気がして、とてもうれしかった」と語っています。彼のアクション俳優としての技術と表現力が、業界内で高く評価されたことの証と言えるでしょう。
山口さんは、Vシネマの世界で「ネオVシネ四天王」の一人として知られるようになりました。本宮泰風さん、中野英雄さん、的場浩司さんとともに、Vシネマ界を牽引する存在として認識されています。
#知的レベルの高そうな画像を貼る
山口祥行さん。
「ネオVシネ四天王」の1人であり、旧JAC出身のガチのアクション俳優であり、声優も幾つかこなしており、ニチアサ特撮で一年間レギュラーも務め、近年はゲーム出演も。
日本語/英語/韓国語を話せるトライリンガルであり、愛犬家。 pic.twitter.com/4vDvHKEfrN— 宇宙刑事コロンボ(闘病中) (@bu_columbo) September 11, 2024
彼の演技スタイルは、強面のルックスとは対照的な繊細さと深みを持っています。山口さんは「役柄に合わせて、内面から演技を作り上げていく」と、自身のアプローチを説明しています。
Vシネマでの山口さんの活躍は、彼の俳優としての実力と魅力を広く認知させる契機となりました。この経験が、後のテレビドラマや映画での活動にも大きな影響を与えることになったのです。
テレビドラマや映画での活動
山口祥行さんの40代以降は、テレビドラマや映画での活動が目覚ましく広がりました。Vシネマで培った演技力を活かし、様々なジャンルの作品に出演しています。
特筆すべきは、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演です。
山口祥行さんが演じられた中で同じく血族を大切にしている人物として鎌倉殿の13人の『河津祐泰』が浮かびました✨
個人的に河津祐泰の演技を思い浮かべつつぴっぱらんを観ようと思います🥹 pic.twitter.com/ksgVxCAYyI— 🕶isobe🍩11/1ヤマさん主演映画公開❣️観てね💜 (@ichirowta_Gs) August 29, 2024
山口さんは「歴史ドラマに参加できたことは、俳優として大きな喜びだった」と語っています。この経験が、彼の演技の幅をさらに広げることになりました。
また、同年のドラマ『ファーストペンギン!』では、これまでのイメージとは異なる役柄に挑戦。山口さんは「新しい自分を発見できた作品だった」と振り返ります。
映画では『BAD CITY』(2023年)や『氷室蓮司』(2024年)など、話題作への出演が続いています。
本宮泰風&山口祥行インタビュー 任侠シリーズ「日本統一」劇場版、映画『氷室蓮司』 https://t.co/TPORagApn0
どっちのバージョンも好き pic.twitter.com/f4vXEi9b9y— マナミー (@masososo_) April 21, 2024
山口さんは「年齢を重ねるごとに、演じられる役の幅が広がっていくのを感じる」と語り、俳優としての成長を実感しているようです。
テレビドラマや映画での活動を通じて、山口さんの俳優としての評価はますます高まっています。
Vシネマで培った独特の存在感と、幅広いジャンルでの経験が、彼を日本を代表する個性派俳優の一人に押し上げたと言えるでしょう。
山口祥行の若い頃〜現在はどんな活動を?
注目の新作映画に出演
山口祥行さんは、2024年に注目の新作映画に多数出演しています。その中でも特に話題を集めているのが、『氷室蓮司』と『静かなるドン2』です。
『氷室蓮司』は、人気シリーズ「日本統一」の10周年記念作品として制作されました。
山口さんは、本宮泰風さんとのダブル主演で、おなじみの田村悠人役を演じています。この作品では、台湾を舞台に新たな物語が展開され、山口さんの演技に期待が高まっています。
一方、『静かなるドン2』は前編と後編に分かれて公開されることが決まりました。山口さんは、この作品で殺し屋役に挑戦しています。
山口祥行さんお誕生日おめでとうございます!!いつも最高のお仕事を魅せてくださってありがとうございます😭❤️
ずっと応援してます #ぴっぱらん!も#静かなるドン2 もトライストーン運動会も笑 楽しみにしてます!
トライストーン運動会出てください!#HAPPYYOSHIYUKIDAY pic.twitter.com/OfnCwYEHWc— 🕶isobe🍩11/1ヤマさん主演映画公開❣️観てね💜 (@ichirowta_Gs) August 5, 2024
「アイドルみたいに顔がかわいいから、できるかメチャクチャ悩みました」と冗談まじりで語っており、新たな一面を見せる演技に注目が集まっています。
両作品とも、公開を記念した舞台挨拶が予定されており、ファンとの交流の機会も増えそうです。山口さんの演技の幅の広さと、役柄への真摯な取り組みが、これらの新作映画で存分に発揮されることでしょう。
山口祥行さんの俳優としての成長と新たな挑戦が、これらの注目作品を通じて見られることが期待されています。彼の演技に魅了される観客が、さらに増えることは間違いありません。
愛犬家としての意外な一面
強面の役柄で知られる山口祥行さんですが、実は熱烈な愛犬家としての一面を持っています。現在、3匹の愛犬と暮らす山口さんの日常は、演じる役柄とは全く異なる姿を見せてくれます。
山口さんが飼っているのは、チワックスの「ダンベル」、ミニチュアダックスフントの「エル」、そしてピットブルの「スミス」です。それぞれ個性豊かな3匹との生活を、山口さんは「ドタバタだけど楽しい」と語っています。
小沢兄ィとウォーキングがてら犬の散歩!兄ィは暑ぃのに、サウナスーツ!
スッゲー歩いた。ヒルんだゼ(>_<) pic.twitter.com/l9aTaKV18y— 山口祥行 (@Yo4y69yama) June 1, 2014
特に印象的なのは、愛犬たちと接するときの山口さんの表情の変化です。俳優仲間からも「いつもの役とのギャップがすごい」と驚かれるほど、柔らかな表情で愛犬たちに接しているそうです。
愛犬との散歩や海水浴を楽しむ山口さんの姿は、ファンにとって新鮮な驚きかもしれません。さらに、愛犬たちの顔をプリントしたTシャツを愛用するなど、その愛情深さが伝わってきます。
山口さんの愛犬家としての一面は、彼の人間性の豊かさを表していますね。
山口祥行のプロフィール
項目 | プロフィール |
---|---|
生年月日 | 1971年8月6日 |
出身地 | 東京都 |
身長 | 178 cm |
血液型 | AB型 |
職業 |
|
所属事務所 | トライストーン・エンタテイメント |
主な作品 |
|
特技 |
|
言語 |
|
まとめ
山口祥行さんは、若い頃から役者への道を進んできました。そのキャリアは、13歳でJAC養成所に入所したことから始まります。
当初はスタントマンを目指していましたが、16歳で『十五少年漂流記』にてテレビドラマデビューを果たし、俳優への道が開かれました。
19歳でのニューヨーク留学は、彼の視野を広げる貴重な経験となりました。帰国後は、予想外にも時代劇でちょんまげ役を演じるなど、俳優としての幅を広げていきます。
20代後半から30代前半にかけては、建設現場でのアルバイト経験も。六本木ヒルズの基礎工事に携わるなど、この経験が後の演技に深みを与えることになりました。
40代以降は、Vシネマでの活躍が目覚ましく、2017年にはジャパンアクションアワードでベストアクション男優賞を受賞。
近年は大河ドラマや話題の映画にも出演し、多彩な役柄をこなす実力派俳優として評価を高めています。